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プロジェクターとスクリーンで自宅で映画を楽しんでいます。

🎬 ビバリーヒルズ・コップ2

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1987年 パラマウント

監督:トニー・スコット

出演:エディ・マーフィ

【あらすじ】

再びアクセルがデトロイトからビバリーヒルズへやってくる。B・ニールセン扮する武装強盗団との戦いが展開される。再びローズウッドとタガードと合流したアクセルは、武器の密売組織の摘発に乗り出したが…。

 

この映画を観てるだけで、日常のイヤな事を全部忘れてハッピーな気分になれます(笑)。始まりからカッコイイですね、ストーリーも3作の中で一番内容も充実していると思います。80年代のアメリカ映画はユーモアやウイットに富んでいて本当に面白いです。主役がシルベスター・スタローンでなく、エディ・マーフィで本当に良かった、まぁ途中ランボーが出てきますが(笑)、このあたりもアメリカ作品ならではといったところでしょうか。今週末にもう一作観てみようかな。

 

🎬 危険な情事

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1987年 パラマウント

監督:エイドリアン・ライン 

出演:マイケル・ダグラス, グレン・クローズ, アン・アーチャー

【あらすじ】

パーティーで知り合ったアレックスと一夜を共にしたダン。過ちに気付いた彼は身を引くが、アレックスは彼を独占したい気持ちに駆られ。今日も、明日も、これから先もずっと……。 彼の家庭を破滅させてまでも、彼女は執拗に彼を求め続けた。

 

ジワジワと正気から狂気へ変貌していくグレン・クローズの狂いぶりは凄い!
これでもかかのごとくの執拗なストーカーぶりで家族までも巻き込んで追い詰めていきます。それと彼女の表情が怖い怖い!そこらのホラーよりよっぽど怖いです。古い映画ですが、一級のサスペンススリラーだと思います。

 

🎬 泥の河

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1981年 東映

監督:小栗康平

出演:田村高廣藤田弓子加賀まりこ

 

 

 

81年の作品ながらモノクロにしていることでリアルな雰囲気と映像美が上手くマッチしていたと思います。黒澤作品のように圧倒的な迫力を追求している訳でも無いのですが、画面から醸し出される様々な哀愁は見ている人を釘付けにします。またスピルバーグが賞賛した子役の演技も凄いです。態度や言葉に出してしまう年齢にも関わらず、心に押し込めた我慢や感情をふとした表情で表現する。子供とは思えない奥ゆかしさを感じました。昭和31年の大阪安治川周辺を上手く描いていたし、芦屋雁之助殿山泰司など懐かしいお顔も少しのシーンですが見れてこれもまた良かったと思います。

 

🎬 告白

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2010年 東宝

監督・脚本:中島哲也/原作:湊かなえ

出演 : 松たか子, 岡田将生, 木村佳乃

【あらすじ】

ある中学校、騒然とした教室。終業式後のホームルーム。1年B組、37人の13歳。教室に立つ担任・森口悠子が語り出す。「私の娘が死にました。警察は事故死と判断しましたが、娘は事故で死んだのではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」・・・

 

今回は原作を再読した直後に再見しました。やはり原作を読むとわかりやすく今回の再見は大満足でした。というのもこの映画の脚本が原作にほぼ忠実であったところにあると思います。今年は原作も読んでみて映画を再見してみるという機会を増やしていきたいと思います。しかし松たか子は変わらず美しいですね。こいうイメージダウンになる役柄をよく引き受けられたと思います。ジャケットもアップだし。女優魂にあっぱれでした。娘役は芦田愛菜ちゃん再見で気づきました。1回目より2回目と映画って奥が深いなぁと改めて思った作品でした。

タマシイ

🎬 舟を編む

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2013年 松竹

監督: 石井裕也 

出演:松田龍平, 宮崎あおい, オダギリジョー, 黒木華加藤剛

【あらすじ】

 出版社勤務の馬締光也は言葉に対する天才的なセンスを見出され、辞書編集部に異動になる。個性派揃いの辞書編集部の中で、馬締は辞書編纂の世界に没頭していく。 

 

この映画は2回目の鑑賞なんですが、そんなに前ではないのにほとんど忘れてしまっていてこれまた新鮮に観ることができました。そう思えば1回観ただけでは本当の良さなんかわかるはずはないと思ったりもしてしまいますね。山田洋次監督が邦画らしい邦画と絶賛されたとおり、とても静かで素晴らしい邦画らしい邦画と思える作品だと改めて感じました。悪人も登場しませんし、ライバルや劇的な展開もありません。
しかし映画そのもの構成と、淡々と仕事に打ち込む主人公の姿がとてもマッチして、それが良い味を出しているように感じました。また皆さん役者揃いで、特に今は亡き加藤剛八千草薫の演技も改めて拝見するといい味を出されているなぁと改めて感じました。松田龍平にはどうしても松田優作がだぶってしまいます…(-.-)

 

🎬 サンダーボルト

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1974年 ユナイテッド

監督:マイケル・チミノ

出演:クリント・イーストウッド, ジェフ・ブリッジズ 

【あらすじ】

銀行の金庫を派手な手口で破壊して金を奪い名を馳せたサンダーボルトは、かつて一緒に大金を強奪した仲間たちから、その金を持ち逃げしたと思われ追われていた。そんな時、サンダーボルトはライトフットと出会い、コンビを組むことに。

 

この映画はもう37年も前の作品なので、さすがにクリントは若いです(笑)。最近見た「運び屋」の老人もまた渋いですがこの作品のクリントもこれまたまた渋いです。冒頭は神父さんの役で登場しいきなり襲撃されるところからはじまります。つかみはオッケー。74年作だが古くささはあまり気になりませんでした。クリント・イーストウッドの渋さはともかく、相手役のジェフ・ブリッジスや執念深い元相棒ジョージ・ケネディの名助演がさらに魅力的にしていると思います。ラストは西部劇の香りがするアメリカ中西部の風景を捉えたロングショット。そこからのポール・ウイリアムスの歌がなんとも良かったです。 

 

🎬 シャチの見える灯台

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2016年 スペイン・アルゼンチン 日本では劇場未公開:Netflixで配信 

監督:ヘラルド・オリパレス

【あらすじ】

パタゴニアでレンジャーとして働くベトは、野生のシャチの研究をして日々を過ごしていた。そこに豊かな自然に暮らす野生のシャチと触れ合うことで、自閉症の息子に何らかの感情が生じることを願う母親が訪れてくる。最初は二人を追い払おうとするベトだったが、しだいに彼の心にも変化が生じていく。

 

この作品はちびごりさんのレビューを拝見して早速ネットフリックスで観た作品です。なので劇場やDVDなどでは公開されていません。

全く知らない役者さんたちでしたが、情感あふれる演技がとても良かったです。
シャチの特撮は、残念ながらハリウッド作品の様にスムーズでは無いけど、エンドロールを映像を見るとほぼ実話の様で、さらに胸に沁みます。

「シャチは獰猛」と言われているけど、それは敵対する相手や餌に対してだけなのかも知れません。素直に心を開いたときに繋がったシャチのヒト。そんな心の繋がりと大自然の中で生きる心の豊かさが感じられるとてもいい作品でした。こうしてブログの繋がりがなければ出会うことがない映画に出会うとブログでの繋がりに感謝です。