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プロジェクターとスクリーンで自宅で映画を楽しんでいます。

🎬 優駿 ORACION

1988年 東宝

監督:杉田成道

出演:斉藤由貴緒形直人吉岡秀隆緒形拳仲代達矢田中邦衛

 

NHKBSpremiumを録画しての観賞でした。出演されている俳優陣が皆さんお若いです。とりわけ吉岡秀隆にいたっては、まだ子どもだと思ったらそれもそのはず34年前の作品でした。まずは、北海道の日高地方の厳しくも美しい自然を切り取ったカメラワークは見事でした。そして、緒形拳・直人の親子が実の父子ならではの迫真の絡みは見ごたえがありました。緒形拳は味のある牧場主の演技を見せてくれたり、仲代達矢はあのギョロ目で娘役の斉藤由貴を怒鳴りつけるのは圧巻の演技力でした。田中邦衛は調教師で厩舎がとても似合っているし吉岡秀隆はあのしゃべり方は健在で、仲代達矢平幹二郎の絡むシーンなんかは今となっては感動的でもありました。懐かしく名優たちの演技を存分に楽しませていただきました。

🎬 ネバーエンディングストーリー

1985年 ワーナーブラザーズ

監督:ウォルフガング・ペーターゼン

出演:バレット・オリバー、ノア・ハザウェイ、タミー・ストロナッハ

 

有名どころで主題歌が大ヒットした作品ですが初見です。オープニングで主題歌が流れつかみはばっちりでした。ただ現実の世界から空想の世界に入ってからはチンプンカンプン。ちょっとわけがわからないストーリーでした。何も考えず童心にもどっと楽しむ作品なんでしょうね。吹き替え版で鑑賞しましたが、声優さんが懐かしく、鬼太郎の目玉おやじハクション大魔王の声ははっきりと聞き取れました(笑)大ヒットした作品でしたが大人がじっくり楽しめる作品ではないように思えました。そういえばアニメの「時をかける少女」もわからなかった…(-.-) 最近加齢による頭がかなり固くなってきたよな気がします。

🎬 劇場版コード・ブルー ードクターヘリ・緊急救命ー

2018年 東宝

監督:西浦正記

出演:山下智久新垣結衣戸田恵梨香椎名桔平

 

この映画はテレビドラマドラマの劇場版です。しかし自分はこのドラマをみたことがありません。なのでこの作品は何の予備知識なしで見させていただきました。昔大好きだった「海猿」のような感じかなとかなり期待してみていましたが、かなり違っていました。物語として惹きつけるものがないのです。おそらく何を伝えたいのかが、話がごちゃごちゃしていてストレートに伝わってこないのです。上映時間は130分ですがちょっと中身を詰め込み過ぎた感がありました。テレビを見ているとわかるかもしれませんが、初見ではちょっときつかったかなという感じでした。といいますか改めて「海猿」を見たくなりました(笑) この作品でインパクトがあったのはかたせ梨乃、最近極妻を見ているからかもしれませんが、これまた全然違った役どころで、アル中で包丁を頭に突き刺して病院に運ばれてくる、その病院には娘がナースで働いているという設定。やはり流石の貫禄のお芝居でした。あとは成田凌がでていたらしくちょっとわかりませんでした。テレビドラマのエピソードがいくつも組み合わせて作られているそんな感じの作品でした。

 

🎬 風に濡れた女

2016年 日活

監督:塩田明彦

出演:舛田幸希、永岡佑

 

サクっと短尺でネットフリックスで見れるということで見てみました。宣伝文句は日活の成人映画レーベル「ロマンポルノ」の45周年を記念し、気鋭の映画監督たちが新作ロマンポルノを手掛ける「日活ロマンポルノ・リブート・プロジェクト」の1作で、「黄泉がえり」「カナリア」の塩田明彦監督が手掛けた恋愛ドラマ。という感じです。日活ロマンポルノは真剣に見たことがないので、なんとも言えませんがもう少し脚本がしっかりしているんじゃないかと思われます。この作品のはじめのつかみはいいので、この先どうなるんだろうという期待を持ちましたが、途中からわけがわからなくなり、少しあちらの世界をさまよっていました(笑)。戻ってくると終盤あたりだったように思います。はっきり言ってわからなかった(笑)。これも時代で配信だから出会える作品のように思いました。ネットフリックスが見れる方はおすすめです(笑)

 

🎬 冒険者たち

1967年 フランス

監督:ロベール・アンリコ

出演:アラン・ドロンリノ・ヴァンチュラジョアンナ・シスカ

 

見よう見ようと思っていた作品です。ようやく還暦の年に見ることができました。奇遇にも少し前にアメリカンニューシネマの代表作「俺たちに明日はない」を観ましたので、ストーリーが似通っているのはよくわかりました。同じ1967年の作品なんですね。物語は、夢に挫折した3人がコンゴの海に財宝を探しに行き、手に入れたもののギャングに狙われドロン、ジョアンナが命を落とす。ヴァンチュラが独り残され夢は儚く散る。人生、失敗や挫折はあって当たり前。地道な努力を諦め一攫千金を夢見て浮かれている時から、彼等の破滅は決まっていたのかもしれません。夢に挑戦して敗れるのと、夢を見ない人生とどちらが良いだろうか?この年になると地道にコツコツやってきたほうが良かったように思うかな。自分も年をとりました。ハリウッド映画とはまた違ったフランス映画の粋さがあっていい作品だと思います。 

🎬 椿山課長の七日間

2006年 松竹

監督:河野圭太

出演:西田敏行伊東美咲桂小金治余貴美子

 

ずいぶんと前に原作を読んで、えらく感動した記憶がありまして、ちびゴリさんのレビューを拝見して映画化されていることを知って早速観たくなってポチってしまいました(笑)中古品ですけど。まずは伊東美咲になって現生に現れるのはおっさん的には嬉し過ぎます。原作の内容も断片的にしか覚えがなく、この映画化された作品と比較はできませんが、椿山課長は西田敏行がぴったりです。あと話のキーになる同期の女性社員の余貴美子もよくマッチしていたと思います。同期入社の淡い恋って得てしてこんな感じなのかと自分も懐かしく38年前に戻ったりしていました。しかし旦那がなくなって1週間くらいで、他の男を家に入れて生活しているのはちょっとありえないかな。最後の鼻をつまむシーンはほっこりとして良かったです。浅田次郎の小説はファンタジックでうまく時間軸をさわってくれるのでなんかほっこりとした気分にさせてくれます。大好きな作家さんの一人です。

🎬 バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3

1990年 ユニバーサル

監督:ロバート・ゼメキス

出演:マイケル・ジェイ・フォックス、クリストファー・ロイド

 

地上波でリマスター版を3週連続放送されたんで久しぶりに3部を綺麗な映像で懐かしく楽しませていただきました。ストーリーも展開も分かっているのに、TVで放送されるとまた見てしまいます。今もゴールデンタイムで放送され続ける作品はそう多くないと思います。今も昔からも誰からも愛されているカリスマ的な作品ではないでしょうか。この3にはあのクリント・イースト・ウッドの名前がよく出てきますが、当然ご本人の了解をとっていると思いますが、カメオでもいいから出てほしかったなぁと今となっては思います。「未来は白紙ということさ。君たちが未来を切り拓くんだ」最後のドクの台詞ですけど、マイケル・ジェイ・フォックスが元気だったらもう1作作っていたかもしれませんね。いやー映画って本当にいいものですね!水野春郎さんの名調子をYouTubeでお楽しみください。

金曜ロードショー「バック・トゥ・ザ・フューチャー」 解説:水野晴郎 - YouTube