1967年 フランス
監督:ロベール・アンリコ
出演:アラン・ドロン、リノ・ヴァンチュラ、ジョアンナ・シスカム
見よう見ようと思っていた作品です。ようやく還暦の年に見ることができました。奇遇にも少し前にアメリカンニューシネマの代表作「俺たちに明日はない」を観ましたので、ストーリーが似通っているのはよくわかりました。同じ1967年の作品なんですね。物語は、夢に挫折した3人がコンゴの海に財宝を探しに行き、手に入れたもののギャングに狙われドロン、ジョアンナが命を落とす。ヴァンチュラが独り残され夢は儚く散る。人生、失敗や挫折はあって当たり前。地道な努力を諦め一攫千金を夢見て浮かれている時から、彼等の破滅は決まっていたのかもしれません。夢に挑戦して敗れるのと、夢を見ない人生とどちらが良いだろうか?この年になると地道にコツコツやってきたほうが良かったように思うかな。自分も年をとりました。ハリウッド映画とはまた違ったフランス映画の粋さがあっていい作品だと思います。