2001年 アメリカ アントワーン・フークア監督作品
【あらすじ】
ロス市警の麻薬取締課に配属された新人刑事ジェイクは、ベテラン捜査官アロンゾと組むことになったのだが、「狼を倒せるのは狼だけ=悪を倒すには悪になる必要がある」というアロンゾに、正義感の強いジェイクは次第に不信感を募らせていく。一方アロンゾにはある計画があった。
デンゼル・ワシントンがアカデミー賞をとった作品なので観てみようと思っていました。自分がこれまで観てきた強く優しくというデンゼルではなく、表情もこれまでとは違いまったく違ったデンゼルを観ることができました。
アメリカはやはり麻薬と銃で、その流れがずっとある国ですから、日本人には理解できない部分あるな~と思ってしまいます。
麻薬捜査官っていっても、アメリカは一味違うんですね。
新人捜査官が、ベテラン捜査官に洗礼うける初日って感じだけど、その質がまたすごいです。
ベテランはもう、その場で生きるためでしょうか、根まで腐ってるっていうか・・
そこでのイーサン新人捜査官の正義への模索ぶりがストイックですごくいいです。
デンゼル演じるベテラン捜査官が、できる男なのか、無茶ぶりの奴なのか、悪党だけの男なのかがずっと分からないっていうのもまた面白いところでしょうか。
デンゼルの演技力の幅の広さを感じる作品ですが、イーサン・ホークの他の作品も観たくなりました。