1992年 大映
監督:周防正行
【あらすじ】
楽して人生を乗り切ろうとする典型的現代学生、山本秋平は卒業単位と引き換えに廃部寸前の相撲部に入部させられ 試合に出場することになる。しかし彼が足を踏み入れた相撲の世界には、それまで経験したことのなかった、熱く魅力的な何かがあったのだ! やがて彼は試合に勝って相撲部を救うためだけでなく、自分自身のためにシコを踏み始める。
久しぶりに観てみました。やはり面白いし楽しい、青春映画の魅力がいっぱつまった名作だと思います。周防正行監督は「シャルウィダンス」もこの作品の延長線上にある作品とおもいますので再見したくなりました。もっくんの演技もまっすぐで観ていて実にすがすがしいんですが、竹中直人、柄本明このお二人の演技が絶品ですよね。特に竹中直人は弱い演技が実にうまい。こんな見事なヘタレを演じれるのは他にいないように思えました。30年たっても色あせない、低予算で作る見本のような作品だと思います。