1979年 東映アニメーション
監督:りんたろう
出演(声優):野沢雅子, 池田昌子, 富山敬,納谷悟朗, 肝付兼太, 城達也
【あらすじ】
身体を機械に変えることで人間が永遠の命を手にした未来。母を機械伯爵に奪われた鉄郎は、謎の美女・メーテルから銀河鉄道999のパスをもらい、共に地球を旅立つ。しかし、999の最終駅には予想だにしない現実が…。
銀河鉄道999を含め、松本零士先生の作品には縁が薄く、といいますかなんかタッチが馴染めず、恥ずかしながら初めて観ました。しかしBDということでとてもクオリティが高く、これが42年前の作品とは驚きでした。キャラクター、ストーリー、声優さんなど素晴らしいですね。なんでもっと早く観ておかなかったのか、少し後悔しています。好きな市川昆監督が監修で入っていますし、このシュールな雰囲気、あの「東京オリンピック」の監督ですから、名ばかりの監修ではなく、堅実に仕事をして下さったと思います。映像は確かに古いです。しかし、ストーリーと雰囲気が、このアニメの技術と映像を前提に作り込まれているからだと思いますが、映像が古いとかは関係ないんですね。作品として説得力があるのだと思います。特にラストのゴダイゴの「銀河鉄道999」と、城達也のナレーションが流れてきた時はワクワク感が最高潮になりました。良い作品に会うことができたと思います。