2018年 東宝
監督:中江和仁
【あらすじ】
キャリアウーマン・川原由加利は、研究医で面倒見の良い恋人・小出桔平と同棲5年目を迎えていた。ある日、桔平がくも膜下出血で倒れたことで、彼の所持していた運転免許証、医師免許証は、すべて偽造されたもので、職業はおろか名前すらも「嘘」という事実が判明した。なぜ桔平は全てを偽り、由加利を騙さなければならなかったのか。そして、彼女はいまだ病院で眠り続ける「名もなき男」の正体に、辿り着くことができるのか―。
うーん、も少しミステリー色を期待しましたが、ロードムービーになってしまっていたかな。嘘をつき続けなければ理由はどこにあったのか、よくわからず消化不良に終わってしまいました。この結末であれば、なぜ桔平が隠れてロリ系のカフェのメイドと「出会い系で知り合って」交流していたのか、明らかに本人が隠したとされる超合金ロボットのおもちゃが見つかった「地元」であるはずの海岸の人々が、「似た人」と人違いしたり、捜索願いを出している人がいないハズなのに、鉄工所にいた「似た人」を警察が聞き込みしていたり。桔平が執筆していた「小説」は過去ではなく、未来を書いたというのなら、なぜおもちゃの缶や鍵の隠し場所が、過去の彼の足跡にあったのか?どうもわからいところが多くて自分には難解だったのかな。DAIGOははじめわからなかった…、黒木瞳はああいう役柄でも引き受けられるんだという感心したところもありました。もう一回観たらわかるかな(笑)