2022年 NHK
原作:垣谷美雨
定年退職をして家庭に入る話ですが、最近この手の話というか本や映画やドラマが多いように思います。今に始まったことではないと思いますが、やはり自分がそういう年になったから目につくのでしょうか。舘ひろしが演じた定年おやじといい、この郷ひろみが演じたおやじといい、家族から疎まれる役なんですが、白髪頭になってはいますが体つきもスリムでかっこいいので、定年したくたびれ感がないしもう少し老け感のある役者さんのほうがよかったように思いますが、彼らが演じるからまたいいのでしょうね。この作品は映画ではありません。テレビドラマとして放送されました。テレビドラマは藤田まことが亡くなってからはほとんどご無沙汰で、特に連ドラといったたぐいのものは見たことがないくらいです。かなり前に「男女七人夏物語」くらいからでしょうか(笑) 話はそれましたが、サラリーマンを定年退職後に家庭に入って、自分の妻が「夫源病」であることがわかり、孫の世話や保育所への送り迎えをとおして、だんだんと家庭のことも理解していき妻の病気も回復していくというお話です。こいうドラマを見ていると、今の自分自身にマッチしている話で、こんな扱いを受けるなら定年後は家でゆっくりすることできないなと思ったりします。会社勤めの同世代男性が、どれだけ家のことをしているのかわかりませんが、なんとも身につまされるお話でした。自分は会社を辞めてもどこかにアルバイトに行くんではないかと思います(笑)