1993年 アメリカ
監督:ジョナサン・デミ
監督は「羊たちの沈黙」のジョナサン・デミ、主演は白人代表トム・ハンクス、黒人代表デンゼル・ワシントン、約30年前の作品ですがこれは凄い組み合わせだと思います。物語はエイズの偏見、差別を訴えかける社会派のストーリーで、トム・ハンクスはこの作品でアカデミー賞を受賞しました。エイズを発症してやせ衰えていく様は見事な役作りだったと思います。今ではゲイも表立って差別されることも少なくなり、そしてエイズも不治の病ではなくなりました。そんな時代の移り変わりも感じさせる作品ですが、若き名優の演技をしっかり楽しむことができました。ただやはり一昔前のお話なので現在とはかなりの違いがあります。それも時の流れとして楽しめる作品ではないでしょうか。