1993年 松竹
監督:滝田洋二郎
鑑賞:BS松竹東急
「24時間戦えますか」のリゲインのCMが流行ったのが1989年、ちょうどこの映画もその頃のジャパニーズビジネスマンの活躍をコミカルに、また見方によってはシリアスに描いた作品です。こういう人たちが当時のバブル経済を引っ張っていってくれていたと思います。自分は31才ちょうど脂の乗り切った頃だったかな(笑)当時はパワハラ・セクハラなんでもありで、サラリーマンは誰もが24時間戦わなければならなかった時代でした。現在の感覚ではちょっと理解できないかもしれませんが、自身を社畜(死語)と思っていた方、新興国に赴任された方には非常にオススメです。ラスト近くの、真田広之や岸部一徳の命懸けの交渉シーンは、ジャパニーズビジネスマンの意地と誇りを感じ、グッとくるものがあります。今70才代くらいの方が頑張っていた作品で見る価値ありな1本です。