1990年 ユナイテッド
監督：ｼﾞｮﾝ・G・ｱｳﾞｨﾙﾄﾞｾﾝ
出演：シルベスター・スタローン、タリア・シャイア、セイジ・スタローン
鑑賞：BS松竹東急（吹替え）
邦画の女性ボクサーのあとはボクシングと言えば定番のロッキーシリーズの５作目を見てみました。素直に面白かったです。１作目の監督さんということもあり脚本もしっかりしていたと思います。家を失って現役を引退し、愛弟子を手に入れたと思いきや家庭不和に陥り、挙げ句の果てに弟子の育成にも失敗する、正に1作目以来のどん底を経験するロッキー、生意気な弟子を興行ではないリング外で成敗し、目の前の問題に向き合う真摯なドラマでした。相変わらず全米ではラジー賞11部門で受賞など、かなり酷評されていますね。特にスタローンは前年に「この10年最低主演男優賞」を受賞し、ラジー賞からはすでに「歴史に残る最低男優」のレッテルを貼られています。興行成績は素晴らしい成績を残すのに演技は全く評価されないという珍しい俳優さんですよね。この作品では実の息子さんも出演されていますが、残念なことに３６歳で急逝されています。私生活では色々と苦労も多かったのではないでしょうか。これで完結と思いきや2006年にファイナルその後スピンオフのシリーズとまだまだ続くようです。しかしこの作品のジャケットはいいですね。
