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プロジェクターとスクリーンで自宅で映画を楽しんでいます。

🎬 悪魔の手毬唄

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1977年 東宝

監督:市川崑

出演:石坂浩二若山富三郎岸恵子

鑑賞:BS松竹東急

市川崑監督で2作目の横溝作品です。久しぶりに見ましたがこの作品は若山富三郎がいい味を出していますね。当時、東映任侠映画の看板スターだった若山は、本作のようなキャラクターを演じるのは初めてだった。しかし、監督の市川や、金田一役の石坂浩二との呼吸は噛み合い、市川も若山を気に入って、後に監督や演出を担当する映画やテレビに出演させるようになった。とWikiにも書いてあるようにこの作品では若山富三郎がかなり重要なウエイトを占めているように思います。それに印象的なのはラストシーンですね。金田一が汽車の発車間際に磯川に「…(犯人)を愛してらしたんですね」と問いかけますが、汽笛に邪魔され伝わらないというシーンがとても哀愁があり、岸恵子の入水自殺の悲しみもこのシーンによく表れていると思います。邦画らしい一面も持った1本だと思います。