2008年 ライオンズゲート
監督:シルベスター・スタローン
鑑賞:BS TBS
ベトナム帰還兵ジョン・ランボーを描いた『ランボー』シリーズの第4作目。前作の『ランボー3/怒りのアフガン』から、実に20年ぶりの続編です。ミャンマーが舞台で軍事政権の恐ろしさが理屈抜きで一瞬で分かる作品でした。それくらいに映像が凄惨で、大人か子どもか男か女かなんて関係なく容赦なく、その怖さを知るにはもってこい、それがこの作品最大のメッセージであると思います。そしてなんと言ってもジョン・ランボー。映画界屈指のヒーローはシリーズ4作目も健在でした。何がカッコいいかって、百戦錬磨の最高戦士なのにも関わらず、寡黙で決してそれを誇示しないこと。あれが一層の大物感を引き立てていますね。本当にヒーロー像をうまく作り出していると思います。あともう1作あるので見てみたいと思います。