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プロジェクターとスクリーンで自宅で映画を楽しんでいます。

🎬 マスカレードホテル

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2019年 東宝

監督:鈴木雅之 原作:東野圭吾

出演:木村拓哉長澤まさみ小日向文世

【あらすじ】

都内で起こった3つの殺人事件は、予告連続殺人として捜査が開始された。警視庁捜査一課の刑事・新田浩介は、次の犯行場所がホテル・コルテシア東京であることを突き止める。警察は、コルテシア東京での潜入捜査を決断し、新田がホテルのフロントクラークとして犯人を追うこととなる。事件は急展開を迎え、追い込まれていく警察とホテル。果たして、仮面(マスカレード)を被った犯人の正体とは…。

 

この映画は確か2回目のレビューだと思います。手帳を観ると昨年10月に観ていました。ちょうど一年前。記憶の中から見事になくなっていました(笑)。原作は未読です。最近映画を観終わったあと、自分自身が映画の内容を理解してるかということを考えるようにしています。改めてこの作品を観てみるとストーリーは難解だと思います。前半に怪しげなお客さんが来て、それぞれのエピソードが語られますが、そのほとんどは本筋と無関係です。ホテルでの苦労話、あるいはちょっとした人間模様としては楽しめなくはないですが、全体としてのミステリーさは観終わったあとに疑問が残ります。それと後半の山場である、キムタクが長澤まさみに「これは連続殺人ではない」と秘密の捜査情報を耳打ちするシーンがあります。するとなぜか長澤まさみは憤慨してそのことをお客さんに公表すると言い出すシーン、なぜ憤慨し、公表ってどういうこと?そのあたりがよく理解できませんでした。それと小日向文世が名古屋で情報をつかむところもよくわかりませんでした。この事件の真相は個人的な怨恨です。それをいかにもホテル全体に結びつけようとしているのが無理があるのかなぁて思ったりしています。ミステリーとしての出来栄えは、決して芳しいように思いませんが、豪華なホテルの景色を楽しんだり、優雅な音楽を聴いたり、ホテルでの仕事の一端や苦労などを知ることができる作品ですね。今公開中の「マスカレードナイト」ももちろん観ますよ(笑)。どないやねん(笑)