ホームシアターブログ

プロジェクターとスクリーンで自宅で映画を楽しんでいます。

🎬 007は殺しの番号ドクターノー

 

1962年 ユナイテッド

監督:テレンス・ヤング

出演:ショーン・コネリー

 

映画ファンならご存じの007(ゼロゼロセブン)の1作目です。人によってはダブリューオーセブンという方もいらっしゃいますが私はゼロゼロセブン派です。そんなことはどうでもいいのですが、私はこのシリーズを見るのはこれがなんと初めてです。初めてなので1作目から順番に見てやろうと思いました。まぁかれこれ60年前の作品なので色々期待するのもなんなんですが、やはりオープニングのテーマ曲にはテンションが上がりますね(^^)/劇中でも何度かこのテーマ曲が流れるシーンがあるのですが、やっぱりこの曲は映画史上に残る名曲だと思います。内容はかなりパワフル系でした。ほとんど相手を殴って解決していたような気がします。もう少し理知的なジェームズ・ボンドを想像していたのでちょっと肩透かし感がありました。それでも公開から60年以上経っても今なをシリーズが継続されているのはこの1作目のおかげだと思うと素直に敬意を表したいと思います。はっきり言いましてストーリーはハチャメチャでした(笑)今後もじっくり様々なジェームズ・ボンドを楽しんでいこうと思います。

🎬 ワールドトレードセンター

2006年 パラマウント

監督:オリバー・ストーン

出演:ニコラス・ケイジマイケル・ペーニャ

この作品はタイトルからして想像がつくと思います。アメリカ同時多発テロ事件で崩壊したワールドトレードセンターで救助活動をしていた警察官の実話に基づいた作品です。崩壊するビルのシーンは圧巻です。それから崩壊した建物に取り残されているシーンがかなり長く続きます。見ている側も閉塞感があり息苦しく、もし自分だったらと思うとさらに息苦しくなります。このあたりの描写はさすがオリバー・ストーン監督の真骨頂と思わせます。物語は取り残された家族についてフォーカスされた作りか方になっていますのでドキュメンタリー要素もありますが、ヒューマンドラマといった作り方になっています。オリバー・ストーン監督作品なので、このあたりは求めていたものと少し違っていましたので違和感はありました。自分的には9.11をもう少し大きく捉えて欲しかった感はあります。これを見てアメリカ国民はどう思ったのでしょうか。「黒い雨」を見た日本人と同じ感想を持つのでしょうか。

🎬 御法度

1999年 松竹

監督:大島渚

出演:ビートたけし松田龍平浅野忠信武田真治坂上二郎

 

幕末の京都を舞台に、新選組を男色の視点で描いた大島渚監督の遺作となった作品です。確か「戦場のメリクリ」も男色を描いてましたよね。大島渚監督は妖艶な男性の美を描くことを目指してしたのかもしれません。松田龍平はこの作品がデビュー作で確かに若いですが、妖艶な雰囲気は見事に出ていると思います。さすが大島監督といった感じでした。ビートたけしも存在感は半端なく新選組の幹部の雰囲気が出ていてよかったです。それと何と言っても自分には懐かしく思えたのは坂上二郎。実にいい味を出しておられました。あとはたけしと少し絡んだトミーズまさや桂ざこばなんかも意外で楽しめました。内容的にはぐっとくるものはなかったですが、男色に興味というか嗜好のある方は十分楽しめる、新選組をまた違った視点で描いた作品でした。「衆道」って言葉初めて知りました。

🎬 犬部!

2021年 KADOKAWA

監督:篠原哲夫

出演:林遣都中川大志大原櫻子

 

この映画は昨年劇場公開ですが、もうAmazonプライムで配信されていました。もうひとつのgooブログで交流させていただいている、Dukeさんが紹介されていて、面白いといいますか興味深い内容でしたので早速観てみました。私自身は直接犬を飼ったことはありません。実家で父が犬好きなのでゴールデンリトリバーを飼っていまして、そのあとトイプードルを今飼っているところです。実はゴールデンリトリバーは保護センターでの譲渡会でのワンちゃんで、実家に来た時はとても不安そうな顔をしていたのを懐かしく思い出しました。物語は獣医学を学ぶ学生と獣医師になった現在が行ったり来たりでわかりにくくくなるのが難点ですが、そんなものを吹き飛ばすくらいの力があり説得力がある作品でした。テーマは殺処分という難しい問題と向き合いますが、生体販売を認めている我が国だからこそたくさんの方に見てもらいたいし、譲渡会がもっと盛んに活発になってほしいと思います。すごく身近な問題だと思いますので是非多くの方々に見ていただきたい作品だと思いました。また原作も読んでみたいと思います。

🎬 シャレード

1963年 ユニバーサル

監督:スタンリー・ドーネン

出演:オードリー・ヘップバーンケーリー・グラントジェームズ・コバーンジョージ・ケネディ

 

この作品でヘップバーンの作品を見るのは3作目です。「ローマの休日」「ティファニーで朝食を」につぐ有名どころのこの「シャレード」。サスペンスなのかコメディなのかロマンスの感もあり微妙な感じの内容盛りだくさんの作品でした。それとヘップバーンの相手役はいけめんでもない当時59歳のケーリー・グラントはちょっと違和感があったかな。それと驚いたのは「荒野の七人」のジェームズ・コバーンが出ていたのは驚きでした。最後はちょっとまぬけな死に方でしたが…(-.-)やはりオードリー・ヘップバーンはお洒落で可愛いですね。衣装がジバンジーらしいのですが、細見の身体にとてもよく似合っていました。彼女の作品は60年代が主流ですが、最後の出演は1989年のスピルバーグ監督の「オールウェイズ」で天使役での特別出演だそうです。最近NHKで放送されて録画しているので近々にゆっくり楽しもうと思います。若い頃だけの出演の拘った素敵な女優さんですよね。

🎬 ビバリーヒルズコップ3

1994年 パラマウント

監督:ジョン・ランディズ

出演:エディ・マーフイ、ジャッジ・ラインボルド、ジョン・フリント

 

これでこのシリーズは一応全て観たことになります。かなり間が空いたので忘れていますが(笑)見て思いましたがこのシリーズはどこから見ても楽しめるような気がします。ただあのノリが良かったテーマ曲がちょっと変わったアレンジになっていたのが違和感を感じたかな。カメオでなぜかジョージ・ルーカス監督がいきなり出てきたのは、凄く存在感があったので一目瞭然すぐわかりました。エディ・マーフイはこの役がはまり役と思いますので、他の作品をみても、いつマシンガントークが登場するのかと思ってしまいます。ほぼ自分と同世代なので、まだまだいろんな役柄を見てみたい俳優さんの一人です。

🎬 定年おやじ改造計画

2022年 NHK

原作:垣谷美雨

出演:郷ひろみ伊藤蘭中村雅俊萬田久子

 

定年退職をして家庭に入る話ですが、最近この手の話というか本や映画やドラマが多いように思います。今に始まったことではないと思いますが、やはり自分がそういう年になったから目につくのでしょうか。舘ひろしが演じた定年おやじといい、この郷ひろみが演じたおやじといい、家族から疎まれる役なんですが、白髪頭になってはいますが体つきもスリムでかっこいいので、定年したくたびれ感がないしもう少し老け感のある役者さんのほうがよかったように思いますが、彼らが演じるからまたいいのでしょうね。この作品は映画ではありません。テレビドラマとして放送されました。テレビドラマは藤田まことが亡くなってからはほとんどご無沙汰で、特に連ドラといったたぐいのものは見たことがないくらいです。かなり前に「男女七人夏物語」くらいからでしょうか(笑) 話はそれましたが、サラリーマンを定年退職後に家庭に入って、自分の妻が「夫源病」であることがわかり、孫の世話や保育所への送り迎えをとおして、だんだんと家庭のことも理解していき妻の病気も回復していくというお話です。こいうドラマを見ていると、今の自分自身にマッチしている話で、こんな扱いを受けるなら定年後は家でゆっくりすることできないなと思ったりします。会社勤めの同世代男性が、どれだけ家のことをしているのかわかりませんが、なんとも身につまされるお話でした。自分は会社を辞めてもどこかにアルバイトに行くんではないかと思います(笑)